2023.04.24(月)

こんにちは!
オフィスラプターの岸本です。
映画「境界線」ができるまでの様子をお伝えしていこうと思います。
#映画境界線
で、ぜひ応援してください♪

皆さま、もうこちらのティーザーはご覧いただけましたか?👼

映画「境界線」ティーザー

前回の記事では上田泰三さんが一人で歩いているシーン(前半30秒)のことを書きました。

33秒以降の橋元未衣さんと二人で歩いているシーンはアナログ式ではなく、電動式スタビライザーを使用して撮影しました。

電動式はその名の通り、電気の力で衝撃を吸収します。

ステディカムは物理法則を使ったような衝撃吸収だったので、電動式は電気制御されて使いやすそうですよね!!

しかし

実際はそんな簡単なものではなく…

私も挑戦しましたが(毎回挑戦はする)

上下に揺れる揺れる…ん?電動になったとはいえ、デジャブじゃないか!

全然簡単じゃない!!

しかも結局ジンバル歩きせなあかん!!

ステディカムはベストに機材がついているので、重さを体で支えられますが、

電動式スタビライザーは手首ですべてを支えるものがほとんど。

カメラ、軽量化されたとはいえ重いのですよ。。。

そう、電動スタビライザーは24回も撮りなおしてる場合じゃないのです。

そんなことしたら手首が死にます。

監督はこの日に向けてまたもや入念にスタビライザー練を行いました。

今回は念には念を入れ、呪文を唱えることもなく撮影に臨みました。

油断しない。

するとなんと、一発OK!

上田さんはきっと覚悟してらしたと思いますが、

1回で終わってほっと一安心な撮影でした。

二人で歩いているシーンは早く終わりすぎてメイキング写真がありません。

前回の別カット写真でお届けします。

写真の撮影は倉増哲州さんです。

渋い!

撮影現場を知らない方にも、少しでも空気を味わって、楽しんでもらえると嬉しいです。